応募の前のチェックリスト
成功への第一歩:採用選考で魅力を最大限に発揮する4つのポイント
企業で働くことは、結婚生活に似ています。
通常、1日あたり7~8時間を労働に費やすことになります。
家族と過ごす時間や一人で過ごす時間と同じくらい、働くことで時間を費やします。
もし人間関係がうまく築けない職場で働いたり、自分にとって苦痛な仕事を毎日こなすことになったら、慎重に考える必要があります。
このページでは、Spelldataがお勧めする応募前のチェック事項を紹介します。
SpelldataのWebサイトを一通り読みましたか?
ぜひSpelldataのコーポレートサイトや、この採用情報サイトを隅々まで読んでください。
Spelldataでは、お互いの時間を無駄にしないために、事前にできる限りの情報を提供しています。
また、お客様のインタビュー動画や展示会の様子、講演の様子などを視聴できるように動画も活用しています。
SpelldataのWebサイトのアクセスデータ分析によると、この採用情報サイトでもすべてのページを読んでいる人は少ないです。
Spelldataでは、最低でも10年、できれば20~30年、定年退職するまで在籍してほしいと考えていますので、事前に十分に弊社の情報を把握していただきたいと思っています。
もし弊社への応募を検討していて、「こんな情報があれば、検討しやすいのに」というものがあれば、遠慮なく「採用に関するお問い合わせ」のページからご連絡ください。
できるだけ早く対応いたします。
在宅勤務できる環境ですか?
在宅勤務を希望される方は、ご自宅が在宅勤務に適した環境である必要があります。
以下の条件を満たさない場合は、申し訳ありませんが応募をご遠慮ください。
- 仕事部屋はありますか?
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専用の仕事部屋が必要です。
仕事部屋を用意できない場合は、応募をご遠慮ください。 - 光回線は敷設してありますか?
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完全在宅勤務のため、光回線が必須です。
お客様との打合せもZoomで行うため、レイテンシが低く、パケットロスが1%以下の安定したインターネット接続が求められます。
光回線を敷設していない、または敷設できない場合は、応募をご遠慮ください。 - 机や椅子は用意してありますか?
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リビングやダイニングテーブルでの仕事は効率が落ち、長時間の作業には向きません。
31.5インチのディスプレイを設置できる広い机と快適な椅子をご用意ください。
作業効率は作業環境に大きく影響されます。 - PCやディスプレイの箱を置けるスペースはありますか?
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PCやディスプレイなどの機材は会社から貸与されます。
退職や修理の際に発送でPCやディスプレイを送り返してもらう必要があるので、これらの大きな箱を保管できるスペースが必要です。
保管スペースが確保できない場合は、応募をご遠慮ください。
事前に質問を用意しましょう
私たちは、面接であなたの「質問」に注目します。
人間は、その答えではなく、むしろ問いによって判断せよ。
― ヴォルテール
私達が応募者に「質問はありますか?」と尋ねた際、「ありません」と答えが返ってくると、私たちは内心でがっかりします。
質問は、企業に対してアピールする絶好の機会です。
面接担当者の心に残る、きらりと光る質問をするためには、事前のリサーチが欠かせません。
応募先の会社の情報だけでなく、その会社の競合情報を調べる人は、さらに少ないです。
履歴書や職務経歴書の文面で自分をアピールするのはもちろん大切ですが、言動が伴わなければ、そのギャップによって評価が下がることがあります。
私たちは、あなたの経験や能力が実際にどれだけ行動で裏付けされているかをチェックしています。
提出書類の見直しポイント
私たちも、応募されるあなたのことをよく知りたいと考えています。
多くの履歴書や職務経歴書を拝見していて、「ここをもう少し書いてくれたら」と思う点が幾つかあるので、ご紹介します。
職務経歴書に、成果を数字を使って定量的に書く
これまで勤めてきた職場での成果は、数字を使って定量的に書きましょう。
仕事は、その人が意欲があったり頑張ったということよりも、最終的には成果で評価されます。
職務経歴書で、自分がした仕事の成果を、数字を使って書きましょう。
「何を数字にして書けばいいんだろう?」
そんな疑問を持つかもしれませんが、数字で表現することは、どんな仕事でも求められる普遍的なものです。
数字で表現することが苦手であれば、それは当然ながら、あなたは仕事において数的処理や数量思考が苦手だということを意味します。
しかし、意外とこの分野を訓練してきた人は少ないようです。
ですから、いくつかヒントを提供しましょう。
一般的な書き方 | 定量化によってアピールする書き方 |
---|---|
〇〇〇の業務を担当 | 〇〇〇の業務を担当し、年間〇〇社とやり取り |
〇〇〇の指導 | 〇〇名を累積時間で〇〇〇時間指導 |
総務業務 | 従業員〇〇名の総務業務 |
営業アシスタント業務(電話応対、メール作成、会議室手配、資料作成、売上管理) | 営業〇名のアシスタント業務。1日あたり〇〇件の電話対応、〇〇通のメール作成、社内に〇〇室ある会議室の管理・手配、1社あたり〇枚の資料作成、月〇回の売上管理 |
HTML、CSS、JavaScriptでのコーディング | 1日あたり〇時間のコーディング、コード行数にして〇〇〇行、作成ファイル数〇〇枚 |
📝 キーワード: 「定量化して書けるかどうかが自分の能力を示す」
この文章を参考に、履歴書や職務経歴書において、成果を数字で表現することに挑戦してみてください。
定量的な情報は、あなたの能力や経験をより具体的に伝えることができ、選考担当者にとっても理解しやすくなります。
3年未満の職歴について、理由を明記しましょう
3つ以上の3年未満の職歴がある場合、採用されることが難しくなることが一般的です。
ビジネスにおいて、信用は能力よりも重要であることを心に留めておくことが重要です。
SNSでは、「気に入らない会社であれば、すぐに辞めるべき」と無責任に発言する人もいますが、注意が必要です。
ヘッドハンターから常に声がかかるほど人気がある場合は別ですが、そうでなければ、「自分が選んで入社した会社には自己責任がある」と考え、3年は頑張るべきです。
これは、「たとえマッチングミスで入社しても、3年は頑張る」という面接時のアピールポイントにもなります。
クレジットカードの支払い期日や、企業間の取引期間が信用情報に使われるように、在籍期間の長さがあなたの信用に直結します。
3年未満で退職すると、あなたを採用した人事やマネージャーの評価に影響を与えることを理解しておくべきです。
「周りの人に思いやりを持って接することができます」というアピールは、採用決定者に対しても同様です。
世の中は狭く、不義理をするとどこかで報いがあることを覚えておきましょう。
もし退職理由が上司との折り合いや企業文化の不一致などであれば、それをきちんと記載することが望ましいです。
女性正規雇用者の退職理由で最も多いのは「会社の経営方針に不満」であり、次いで「給与・報酬が少ない」という理由ですが、これは応募時の調査不足も意味しています。
厚生労働省:第6回21世紀成年者縦断調査(国民の生活に関する継続調査)結果の概況
不利な情報は早めに開示することが重要
「採用されるために、知られると採用確率が下がる情報は書きたくない、言いたくない」と感じる方は多いです。
ある面接で、採用を前向きに検討しようと思い、その旨を伝えました。
しかし、面接が終わって帰る直前に、その方が「実は、私は第二子を妊娠中で、半年後に産休を取りたいです」と言いました。
Spelldataは、女性の採用を推進している企業であり、産休・育休も積極的に推奨しています。
とはいえ、この一言で、その人に対する印象が大きく変わりました。
「この人は不利な情報を最後まで隠す人なんだ」という評価につながるのです。
しかし、最初に「私は現在第二子を妊娠中ですが、御社で募集が出ているこのチャンスを逃したくなくて応募しました。御社では産休・育休支援もされていると書いてあったので、その支援を活用させていただきながら、御社の業績向上に貢献できる戦力になるよう努めます」と言っていれば、印象は全く違っていたでしょう。
採用に際して、相手に不利になる情報や自分にとって都合の悪いことは、早めに開示することが重要です。
情報の伝え方やタイミングが、人の印象に大きく影響を与えます。
これは、ペンキ塗りに似ています。
不利な情報を先に伝えることは、最初に汚れが付くようなものです。
しかし、その後、自分の実績や能力、信用などで上塗りをすれば問題ありません。
逆の場合、綺麗に塗ったペンキの上に汚れが付くような状況となります。
実力に応じたスキル表記を心がける
特に技術職において、「何ができるのか」をアピールしたい気持ちは理解できます。
ただし、職務経歴書や履歴書には、「仕事をアサインした際に、自力で遂行できる」レベルのスキルを記載しましょう。
「やったことがある」「触ったことがある」程度の経験を、実績や能力として書くことはリスクが伴います。
ある技術者の採用時のエピソードがあります。
その方の職務経歴書には、「HTML/CSSコーティング、JavaScriptやPHP、jQueryの実装、修正」と記載されていました。
Webパフォーマンスについての基礎知識がまだ不十分だということで、それを教育して補完すれば十分だろうと判断しました。
しかし、入社後、様々な仕事を任せたり、研修の進捗をチェックすると、何かおかしいと感じました。
詳しく話を聞いてみると、職務経歴書に書いたことは、Webで調べてやってみた程度の内容であり、プログラミングの原理や自分でコーディングした経験はないということでした。
このケースでは、期待と実力のギャップによる失望が生じました。
結果として、私たちは「~ができる」という前提で設定した給与額を下げるしかありませんでした。
その後、その技術者は退職しました。
この経験を受けて、技術者の採用試験では技術試験を実施するようになりました。
私たちにとっても、その技術者にとっても、苦い経験でした。
プログラミングが未経験だと事前に知っていれば、採用の判断や、採用後の給与設定と研修プランを適切に行えたでしょう。
資格取得は知識と成長の証明
資格を取得することは、自分の知識やスキルを証明する手段として大変効果的です。
近年、ITパスポートを取得する方が増えており、合格者は出題範囲に関する理解があると認められます。
Spelldataでは、資格を保有していることを採用選考時に高く評価し、加点します。
また、資格手当が支給されるため、給与面でもメリットがあります。
ただし、資格取得から数年が経過し、その間に上位資格や関連資格を取得していない場合は、継続的な学習意欲に疑問を感じることがあります。
資格は「知識や技能の可視化」と同時に「成長の証明」として機能します。
資格を取得したことで可視化された状態に注目が集まります。
上位資格が存在し、一定期間が経過しても取得していない場合、成長が停滞していると判断されることがあるため注意が必要です。
採用選考で良い印象を与えるチェックリスト
- 職務経歴書に、成果を数字を使って定量的に書く
- 数字を使って、働いてきた実績を記載することで、分かりやすくなります。
- 不利な情報は早めに開示する
- 不利な情報を先に伝えることで、後から印象が悪化するリスクを軽減できます。
- 実際にできることだけをアピールする
- 職務経歴書や履歴書には、実際に自分が一人で達成できるレベルの経験・能力を記載しましょう。
- 資格取得を活用する
- 資格は知識や技能の証明と成長の証明となります。資格取得を継続的に行い、それをアピールすることで評価が高まります。
このチェックリストを参考に、採用選考で良い印象を与えるために努力しましょう。