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タッチタイピング

タッチタイピング習得のススメ - 現代社会での必須スキル

2023年4月1日
著者: 竹洞 陽一郎

タッチタイピングとは?

タッチタイピングとは、パソコンやタイプライターなどのキーボード入力を行う際に、キーボードのキーを見ないで、指先の感覚だけを頼りにしてキーを正確に打つタイピング技法の事です。
タッチタイピングは和製英語で、英語では「touch typing」と云います。

タッチタイピングを習得する重要性とメリット

現代社会では、コンピュータを使った作業がほとんどの職種で必須となっています。
その中で、タッチタイピングは効率的な作業を行う上で非常に重要なスキルとなっています。
IT業界に限らず、現代社会で、事務系の職業人として働くならば、タッチタイピングは必ず習得しておきたいものです。

以下に、タッチタイピングを習得することの重要性やそのメリットについて解説します。

生産性の向上

タッチタイピングを習得すると、キーボード入力のスピードが格段に向上します。
これにより、タイピングにかかる時間が短縮されるため、仕事の効率が上がります。
また、文章を書く際にアイデアを途切れることなくキーボードに入力できるため、思考の流れを妨げず、より良いアイデアが生まれやすくなります。

エラーの削減

タッチタイピングの習得によって、キーボードの操作に慣れることで、入力ミスが減ることが期待できます。
これにより、エラーの修正にかかる時間が短縮され、作業効率が向上します。

目の疲れ軽減

タッチタイピングをマスターすると、キーボードを見ることなく入力ができるため、画面とキーボードの間を行き来する視線の動きが軽減されます。
これにより、目の疲れが軽減され、長時間の作業でも集中力を維持しやすくなります。

手首と肩の負荷軽減

正しいフォームでタッチタイピングができるようになると、手首を痛めることが無くなり、肩の凝りも軽減されます。
自己流でキーボードを打つと、手根管症候群と呼ばれる、手のしびれが生じることがあります。

手根管とは、手首の部分にある骨と手根靭帯に囲まれた空間のことです。
この手根管内で、何らかの原因により正中神経が圧迫されると、手根管症候群が発生します。

マルチタスクの効率化

タッチタイピングができると、キーボード入力中でも画面上の情報を確認することができます。
これにより、複数のタスクを同時にこなすことが容易になり、作業効率が向上します。

プロフェッショナルな印象

タッチタイピングができる人は、周囲からプロフェッショナルであるという印象を与えます。
これは、自身のスキルや能力をアピールする上で大変有益であり、仕事の場で優位に立つことができます。

Spelldataへの入社を考えるなら、タッチタイピングを事前に習得しよう

Spelldataでの仕事は、ほとんどがPCを使い、キーボードを入力インタフェースとして活用しています。
タッチタイピングができないと、仕事の効率が上がらず、業務評価に悪影響を及ぼすことがあります。

入社後、タッチタイピングができない社員には、習得のための教本を提供し、マスターしてもらっています。
しかし、入社前からタッチタイピングができる方が、採用選考の際に有利です。

特に、IT業界未経験者であれば、タッチタイピングができるようにしておくだけで、Spelldataに限らず、どの会社でも働く上で有利になります。
仕事が素早く終わらせられることで、高い評価を受けやすく、スキルアップもスムーズです。
逆に、キーボード入力に手間取っている人は、コンピュータスキルの向上が難しいでしょう。

タッチタイピング習得のためのお勧めの教本

現在は絶版になっていますが、「キーボードを3時間でマスターする法: ワープロ10本指入力テクニック」(日本経済新聞出版)という本がお勧めです。
Amazonなどで中古本として販売されています。
Spelldataでは、この本を教材として使用しています。

この本は、世界初のワープロを開発した東芝の増田忠さんが執筆し、1987年に出版されました。
私自身もこの本でタッチタイピングを習得し、これまでに仕事関係者や友人など100人以上にタッチタイピングを教えました。
年齢は関係なく、60代・70代の方も習得しました。

この本に従って学習すれば、ローマ字入力であれば、本当に3時間で習得できます。
Spelldataへの応募時には、「タッチタイピング習得済み」と履歴書に記載し、送っていただくことを期待しています。