40代女性のための転職戦略
実務経験をIT企業で活かす
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著者: 竹洞 陽一郎
本記事の対象者
応募する職種の実務経験があり、IT業界は未経験の方を対象としています。
IT業界での就業経験は必要ありません。これまで経験してきた職種に応募できます。
本記事が女性を対象としているのは、当社の女性活躍推進法に基づく一般事業主行動計画に沿った措置です。
必要資格や在宅勤務環境の条件は職種によって異なります。応募前に各職種のページを必ず確認してください。
「誇れる実績がない」と感じている方へ
転職を考えたときに、職務経歴書の前で手が止まる方は少なくありません。
「毎日きちんと仕事はしてきたが、実績と呼べるものがない」という感覚です。
しかし、話を聞いてみると、実績がないわけではないことがほとんどです。
実績がないのではなく、実績が採用の場で伝わる形になっていない。
これが実際に起きていることです。
同じ仕事が、書き方で別のものになる
たとえば、請求業務を担当していた方の職務経歴書には、こう書かれていることが多くあります。
請求書の作成、発送、入金確認を担当。
これは業務内容の説明であって、成果の説明ではありません。
同じ経験でも、次のように書けば成果になります。
年間約500件の請求を担当。契約内容と請求データの突合手順を作成し、請求誤りの件数が前年同期の12件から2件になった。
違いは3点です。
対象(年間約500件)、指標(請求誤りの件数)、比較条件(前年同期)が書かれていることです。
この3点があると、読み手はその成果が偶然ではなく再現性のあるものかを判断できます。
書き方の詳細は、「強み」と「弱み」の書き方で解説しています。
応募書類を書く前に、あわせて読んでください。
40代でIT未経験でも応募できる理由
当社がIT未経験者を採用しているのは、期待や好意によるものではありません。
未経験者が業務を習得できる制度を持っているためです。
以下はいずれも、現在運用している制度と実績です。
1. 業務時間内の学習時間
毎日3時間、年間約700時間の学習時間を業務時間内に確保しています。
2019年に開始し、現在も継続している制度です。
ITの専門知識は、この時間を使って業務として学びます。
2. 入社直後の集中学習
業務未経験の分野から入社する場合は、最初の3か月をほぼ学習に充て、4か月目から手順書に沿った実務を始めます。
経験のある分野から入社する場合は、その分野の実務から担当し、学習は不足している範囲に絞ります。
いずれの場合も、実務開始後は毎日3時間の学習時間が継続します。
3. 完全在宅勤務と短い残業
リモート率100%、転居を伴う転勤はありません。
勤務時間は 8:00~17:00 と 9:00~18:00 の2つから選べます。
残業は月平均1時間程度で、1分単位で全額支給しています。
学習を続けるための時間を、制度として確保しています。
4. 生成AIとSaaSの活用
業務では生成AIとSaaSを積極的に使用しています。
手順や仕様をすべて記憶している必要はありません。
必要なのは、出力された内容が業務要件と顧客の状況に照らして妥当かを判断する力です。
IT業界の経験がなくても応募できる理由
当社の採用は、応募する職種の実務経験とIT業界での就業経験の2軸で整理しています。
判断の軸は職種の実務能力であり、IT業界での就業経験そのものは加点要素ではありません。
詳細は採用情報のトップページに掲載しています。
つまり、これまで担当してきた職種の実務経験があれば、IT業界の経験がなくても応募できます。
以下が、その対象となる職種です。
| これまでの職種経験 | 応募できる職種 | 入社後に担当する業務 |
|---|---|---|
| 経理、月次決算、財務 | 経理 | 月次決算、支払・入金管理、海外取引の会計処理 |
| 総務、給与計算、労務 | 総務 | 給与計算、社内制度の運用、庶務 |
| 法人営業、顧客提案 | アカウントエグゼクティブ | 顧客への提案、既存顧客の担当 |
| マーケティング、プロダクトマーケティング | マーケティング | マーケティング戦略、プラットフォーム運用 |
| 広報、PR、メディア対応 | 広報 | PR戦略、メディア対応、発信内容の作成 |
| 人事、採用、教育・研修 | 人事 | 才能評価、人事制度の設計と運用 |
| 契約事務、見積作成、請求管理 | ディールマネージャー | 見積・契約・請求の統括、利益率の管理 |
| 工数管理、予実管理、コスト管理 | リソースマネージャー | 工数分析、ITリソースの監視とコスト最適化 |
| 技術サポート、ヘルプデスク | テクニカルサポート | 技術的な問い合わせ対応、データ分析結果の説明 |
募集職種の一覧は募集職種のページにあります。
全職種に共通して、文章検2級相当の日本語能力と、高校レベル相当の英語の読み書き能力が必要です。これに加えて、経理は日商簿記検定2級以上が必要です。
評価されるのは、経験そのものではない
同じ職種名でも、会社が変われば業務範囲は変わります。
評価されるのは、経験があるという事実ではなく、その経験でどのような成果を出したかを説明できることです。
- 複数の関係者を並行して調整した経験
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たとえばディールマネージャーは、営業、テクニカルサポート、海外パートナー、顧問弁護士と連携しながら契約プロセスを進めます。
相手ごとに必要な情報と期限が異なる状況を管理してきた経験は、この業務に接続します。 - 数字と書類の不一致に気づいた経験
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経理やディールマネージャーの中核業務は、金額と条件の正確な処理です。
食い違いを見つけて処理した経験は、そのまま説明の材料になります。 - 限られた予算で優先順位を判断した経験
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リソースマネージャーは、SaaSやクラウドの利用状況を確認し、使われていないものの解約やプラン変更でコストを最適化します。
支出を項目別に把握し、削るものと維持するものを判断してきた経験が接続します。 - 定型業務の手順を整えた経験
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多くの職種で、業務プロセスの改善と自動化の設計が学習項目に含まれています。
自分の担当業務の手順書を作った、チェックリストで漏れを防いだ、といった経験は評価対象です。
応募書類には、これらの経験を対象・指標・比較条件つきの成果として書いてください。
「調整が得意です」という書き方では、確認する手段がないため評価できません。
選考で見ているもの
当社の選考は、面接官の主観による評価を避けるため、複数の検査を組み合わせています。
何を、どの手段で確認しているかは次のとおりです。
| 評価対象 | 測定手段 | 応募者に必要なこと |
|---|---|---|
| 成果を生む能力 | 書類選考、質問票 | 対象・指標・比較条件を添えて成果を書く |
| 感情知能 | EQ検査 | 検査を受ける(書類での自己申告は不要) |
| 職務適合性 | 適性検査 | 検査を受ける |
| 基礎学力・日本語能力 | 学力検査(文章検2級相当の日本語能力) | 検査を受ける |
ITの専門知識は、入社後の学習時間で習得できます。
一方、読解力と論理的思考力は選考の時点で確認します。
契約書や仕様書を正確に読み、数値の意味を取り違えずに扱う業務であるため、ここは入社後の習得を前提にできないためです。
性格や人柄については、EQ検査で測定しています。
応募書類に自己申告として書いていただく必要はありません。
書類に書いていただきたいのは、これまでの成果です。
なお、選考のステップと必要資格は職種によって異なります。
必要資格は、文章検2級相当の日本語能力、英語の読み書き能力、日商簿記2級以上と、職種ごとに異なります。
応募する職種のページで、選考フローと必要資格を確認してください。
よくある質問
- Q. IT知識がまったくありません。記憶力にも自信がありません。
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ITの専門知識は入社後に学びます。丸暗記ではなく、仕組みを理解する形で進めます。
手順書を整備しており、業務では生成AIも使用します。
ただし選考では、学力検査で基礎学力を確認します。評価しているのは記憶量ではなく、読解力と論理的思考力です。 - Q. 入社後は、どのように学ぶのですか。
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職種の実務経験がある方は、その分野の実務から担当し、学習は不足している範囲に絞ります。
職種未経験からの採用(ポテンシャル採用)は、テクニカルサポート、ディールマネージャー、リソースマネージャーの3職種が対象です。この場合は、最初の3か月をほぼ学習に充て、4か月目から手順書に沿った実務を始めます。
いずれの場合も、実務開始後は業務時間内に毎日3時間の学習時間を確保します。 - Q. 職務経歴書に書けるような実績がありません。
-
担当していた業務について、対象(何件・何か月分か)、指標(何を測ったか)、比較条件(何と比べたか)の3点を思い出してください。
記録が残っていない場合は、おおよその件数でも構いません。おおよそであることを明記してください。
詳しくは「強み」と「弱み」の書き方を参照してください。 - Q. 年齢による応募条件はありますか。
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実務経験のある方には、年齢による応募条件はありません。
必要資格と在宅勤務環境の条件は職種によって異なりますので、応募する職種のページで確認してください。 - Q. 雇用形態を教えてください。
-
正社員です。
試用期間3か月、6か月の有期雇用契約を経て、無期雇用契約となります。
試用期間中および有期雇用契約中の給与・待遇は、無期雇用契約時と同じです。 - Q. 勤務時間を教えてください。
-
8:00~17:00 と 9:00~18:00 の2つから選択できます(実働8時間・休憩1時間)。
始業時刻は、ライフステージに合わせて変更できます。
残業は月平均1時間程度で、1分単位で全額支給しています。 - Q. 勤務地はどこになりますか。
-
完全在宅勤務です。採用試験、面接、入社後の研修もすべてオンラインで実施します。
ただし、在宅勤務の環境について応募条件があります(専用の仕事部屋、光回線、作業スペース、勤務時間中の保育の手配など)。各職種のページで確認してください。
応募を検討される方へ
以下のページを確認したうえで、ご応募ください。
- 募集職種の一覧(経験に近い職種を選んでください)
- 「強み」と「弱み」の書き方
- 教育制度
- 採用プロセス
- 福利厚生
準備ができましたら、応募フォームからご応募ください。
適用時点: 本記事の内容は2026年8月25日時点の情報です。募集条件および制度は予告なく変更される場合があります。最新の条件は各職種のページを確認してください。